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サバゲーを大切にしないやつはマフィアじゃない

サバゲーを愛して止まない、あるマフィアのお話。その他エアガン、カスタム、映画、小説、雑談、お仕事、いろいろ書きます。

日本人でもよく分かる、イタリアンマフィアの歴史②

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親愛なる読者様、Buon giorno

腸内環境保全マフィア、ヴィスコです。 

littlefriend.hatenablog.com

 昨日の続きになります。さらにマフィアの世界へ踏み込んでいきましょう。

 はじめに

「やり方は三つしかない。正しいやり方。間違ったやり方。俺のやり方だ」

1995年 カジノ/マーティン・スコセッシ

 

アル・パチーノと双璧を成すイタリア系アメリカ人の俳優、ロバート・デ・ニーロは数多くのギャング映画、マフィア映画に出演してきました。主演を務めた「カジノ」の舞台となった1970年代のラスベガス。マフィアが権勢を振るいイケイケだった時代ですね。

デ・ニーロが演じたカジノ経営者エースはマフィアではありません。マフィアに支配された土地で一大ビジネスを築いたギャンブラーです。

マフィアへの加入には厳しい条件があります。履歴書を持って面接・・・なんて簡単な手段ではなく、徹底した秘匿主義社会へ命がけで自分を売り込む必要があるのです。

詳しくはマフィアへの加入方法をなぞりながらお話したいと思います。

 

マフィアになろう!〜徹底した秘匿主義社会〜

 

登場人物

(♯`∧´) マフィアの幹部。ファミリーには慈悲深く、障害には容赦がない。

( ^ω^ ) マフィアに目をかけられている若者。マフィアから仕事をもらっている。

( ;´Д`) 若者の友人。何やら秘密があるらしい。

(*`へ´*) 他所から来たマフィアに敵対する組織。

 

19世紀、イタリア。ヨーロッパ全土でアメリカへの移民が進められている中、イタリアは遅れをとっていました。新天地を目指すもの、故郷にしがみつくもの。様々な思いが錯綜する混迷の時代。ある村の青年は、マフィアに憧れ悪事を働いていました。

 

( ^ω^ )「てめー誰に断って店やってんだ、おぉん!?」

( ;´Д`)「そ、そうだ。(♯`∧´)さんのシマでやるんなら売り上げの半分をお、納めろ」

「なんだ、このガキが!マフィアなんか怖くねぇんだよ!」

バキューン!

( ^ω^ )「脅しじゃねーぞ」

「ひ、ヒィィ!わかった!払う、払うよ」

( ^ω^ )「最初から素直に言うこと聞いてりゃ、話が早いんだよ」

(♯`∧´)「終わったか?」

( ^ω^ )「あ、ボス!」

(♯`∧´)「俺はお前のボスじゃねーよ。だが、最近の働きは目覚ましいな。近い将来、お前をファミリーとして迎え入れるようドンにも話を通しておこう」

( ^ω^ )「え、それって・・・」

(♯`∧´)「ま、その話はまた今度だ。今日はうちに帰れ」

 

暴力と脅迫によって街を支配していたマフィア。19世紀にはその素地が出来上がり、強大な権力を握っていました。街を守る代わりにみかじめ料を要求。歯向かうものには罰を、従うものには搾取を。まさにイメージ通りのマフィアですね。

縄張りを治めるための手勢として、多くの若者が使われました。資質を見出し、目をかけた少年をじっくり育て一人前のマフィアに仕立て上げる。その年月は5年、10年と非常に長いものです。

 

-ある貧民区の空き家にて。

( ;´Д`)「お、お前はすごいよな。マフィアの一員になれるかもしれないなんて」

( ^ω^ )「何言ってんだ。お前もマフィアになるんだよ」

( ;´Д`)「お、俺は無理だよ。マフィアの一員になれるのはお前だけだ」

( ^ω^ )「空き家を渡り歩く暮らしなんて、いつまでもしたくないだろ?俺がマフィアに入ったらボスに頼んでやるよ」

( ;´Д`)「・・・」

ガチャ

(*`へ´*)「邪魔するぜ。おい、ちょっと話があるから出てこい」

( ^ω^ )「なんだテメー!勝手に入って、どういうつもりだ!」

( ;´Д`)「い、いいんだ。俺の知り合いだ。ちょっと出てくる」

( ^ω^ )「知り合い?ちょっと待て!・・・行っちまった。何なんだよ一体。」

 

-それから数日後。あるバーにて。

(♯`∧´)「悪いな、急に呼び出して」

( ^ω^ )「いえ、全然大丈夫っす。どうしたんですか、また仕事ですか?」

(♯`∧´)「最近、ツレとはどうだ。仲良くやってるか」

( ^ω^ )「ツレ?まぁ、変わらないですよ。でも、最近ちょっと様子がおかしいというか。変な連中とつるんでるみたいで。注意はしているんですけどね」

(♯`∧´)「そのことなんだが、ツレが付き合っている連中は俺たちマフィアの敵対組織だ。このまま野放しにはできない。言いたいことはわかるな?

( ^ω^ )「え、それって?」

(♯`∧´)「ツレを殺せ。でなければ、お前はマフィアになることはできない」

 

マフィアの任務とは時に親しい友人や恩師を手にかけることもあります。そればかりかファミリーに仇なす者であれば親兄弟を殺害することさえ厭いません。

そして、この非常な任務を遂行できない者はマフィアにはなれないのです。もし断るようなことがあれば、矛先は自分に向けられることになります。厳しいマフィアの世界へ踏み入れて後悔する人も多かったことでしょう。

 

-再び、ある貧民区の空き家にて。

( ;´Д`)「た、ただいま。ちょっと話があるんだ」

( ^ω^ )「おかえり。奇遇だな、俺もだ。まぁ、お前から話せよ」

( ;´Д`)「さ、最近俺が付き合っている人たち。お前も薄々感づいていると思うけど、他所から来たギャングだ」

( ^ω^ )「・・・」

( ;´Д`)「ま、街で偶然知り合ってさ。仲良くなってくうちに、俺をギャングに入れてくれるって話にもなったんだ。すごく嬉しかったんだけどさ」

カチャ。

( ;´Д`)「こ、こいつでお前を殺せだって。地元のマフィアと付き合っているうちは入れてくれないんだって。俺、すごい迷った。でも、お前を殺すなんてやっぱりできないよ」

( ^ω^ )「そうか。話はそれだけか?

( ;´Д`)「あ、ああ、もうこんな真似しないよ。あいつらとの付き合いもやめる」

( ^ω^ )「じゃあ次は俺の番だな。でも、お前が俺の分まで喋ってくてたから話す必要がなくなった

( ;´Д`)「え?」

( ^ω^ )「ただ一つ違うのは、俺が出した答えだ

バァン!!!

( ;´Д`)「あ・・・あ・・・」

( ^ω^ )「俺はマフィアの世界で成り上がるんだ。悪く思うなよ

 

-森深い場所にある、マフィアの隠れ家にて。

(♯`∧´)小さい頃から目をかけてやった、お前が一人前の仕事をして大人になったことを心から嬉しく思う。これから入会の儀式を行うから、隠れ家へ一人で来い。迎えが行くまで、指定した部屋でしばらく待つんだ。そこで本当に自分がマフィアになるかどうか、じっくり考えるがいい)

( ^ω^ )「言われた待ってはいるけど、あいつを殺した時点で後戻りできないんだ。今更迷うことなんてない

ガチャリ。

???「心は決まったか。付いてこい」

( ^ω^ )「はい

???「こっちだ」

( ^ω^ )「(うわ!なんだ?壁沿いに人がたくさん立っている)

 

今でも行われているか定かではありませんが、マフィアの入会の儀とはとても宗教じみたものです。習わしに従い、決められた所作で進められていきます。

確かにマフィアは宗教的な一面があります。生涯を通じてその身をファミリーに捧げ、ファミリーに尽くす様は殉教と言っても過言ではありません。

この儀式はマフィアのテリトリーである村(もしくは町)が総出で執り行います。起源が自警団であることからも、マフィアは土着した文化の一つと言ってもいいでしょう。

 

???「その生涯を、我等ファミリーに捧げることを誓うか?今ならまだ、断っても生きて帰ることはできる」

( ^ω^ )「いえ、もう心に決めました。私はマフィアになります

???「では、掟について話そう」

 

・弱者は守れ

・仲間は殺すな、必要ならば助けよ

・盗みはするな

・他の男の女を寝取るな

・警察のスパイになるな

・売春は禁止

・マフィア同士の争いは御法度

・常に誠実で、礼儀正しくいろ

・マフィアの一員であることは漏らすな

・同じファミリーであろうと自分の身分を名乗るな

 

???「よし、掟について理解したら次は参列者の中からボスを選べ」

( ^ω^ )「もう決まっています。ボス、あなたしかいません

(♯`∧´)「ああ、これからファミリーのためにしっかり働いてくれよ」

 

マフィアはファミリーの中で、数多くのグループに枝分かれしています。その中に細かい階級もあるのですが、組織体系についてはわかっていないことが多く、これは徹底した秘匿主義によるものでしょう。

グループは約10人ほどで構成され、下っ端は他のグループのボスと接触することが禁止されています。もちろん、大ボスであるドンは天上人です。

階級を上げる方法はいろいろありますが、最も分かりやすい方法は殺人。何人殺害したか、という実績が勲章となり地位が高まっていくのです。

 

???「では、銃を持つ腕を差し出せ」

( ^ω^ )「え?こっちです・・・っ痛(針を刺されたのか?)

???「指から流れ出た血を、聖母の絵に垂らすがいい。そして、火をつけて参列者に回すのだ。その間、決してファミリーを裏切らないと口にしろ。火が燃え尽きた時、お前は我等の一員だ」

( ^ω^ )「私はファミリーを裏切らない、私はファミリーを裏切らない・・・

 

この奇妙な行いこそ、儀式の中で最も重要な場面となります。まるで中世の秘密結社のような手順を、彼らは伝統通りこなしてきました。

儀式が明るみに出たのは1993年。逮捕されたマフィアのボス、レオナルド・メッシーナの証言で分かったことです。つまり20世紀末まで、マフィアは入会の儀について一切外部へ漏らさなかったことになります。仮に漏らした人がいたとしても、関係者は全て消されていたことでしょう。

こうしてマフィアの一員となった青年は、厳格なる戒律と許された権力の名の下に一生を過ごすのでした。

参考文献:「イタリア・マフィア」著・シルヴィオ・ピエルサンティ/ちくま新書

 

まとめ

マフィアに求められるのは、忠誠心の他に「男らしさ」があります。男らしさ、の定義は色々あると思いますが第一に「性的に倒錯していない」ことが絶対条件です。

ホモセクシャルや幼児愛好家はもちろん、サド・マゾ気質であってもマフィアになれません。性癖でさえもルールがあるなんて、結構特殊な組織ですね。

他にもありとあらゆる武器の使用や腕っ節の強さなどもマフィアには求められます。ある意味、大手の企業に就職するのが難しいんじゃないんでしょうか。

この厳正なる取り決めがマフィアを守り、繁栄たらしめた一番の要因です。後にアメリカにまで進出し国家をも脅かしたマフィア。そのお話は、明日しようと思います。

Ciao! 

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