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サバゲーを大切にしないやつはマフィアじゃない

サバゲーを愛して止まない、あるマフィアのお話。その他エアガン、カスタム、映画、小説、雑談、お仕事、いろいろ書きます。

日本人でもよく分かる、イタリアンマフィアの歴史①

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親愛なる読者様、Buon giorno

全自動マフィアのヴィスコです。

以前に運営していたブログでマフィアの歴史について講釈を垂れたことがあるのですが、中途半端に頓挫してしまった悲しい思い出があります。いや、自分のせいなんですけどね。

なので「サバゲーを大切にしないやつはマフィアじゃない」で、一からより分かりやすくマフィアの歴史についてお話ししていきたいと思います。

どうぞ、お付き合いください。

 

はじめに

 

「家族を大切にしないやつは男じゃない」

1973年 ゴッドファーザー/フランシス・フォード・コッポラ

 

このセリフは、かの有名なゴッドファーザーの劇中でマーロン・ブランド演じるヴィトー・コルレオーネが放った一言。言わずもがな、このブログ名の元ネタですね。

マフィアは家族の存在をとても大切に思っており、このセリフはマフィアの精神をよく表していると思います。

そんな家族を大切にするマフィアですが、自分の障害になるものに対しては容赦がありません。全盛期のイタリアンマフィアは、カフェやレストランでくつろぐターゲットを白昼堂々銃殺したり、自分にとって不利な裁判をする判事を爆殺したり滅茶苦茶でした。そんな奴らが日本にいたら、私は家から一歩も出たくありませんね。

国家や警察が恐れ、強大な権力を振るっていたマフィア。なぜ彼らが人々に恐れられるようになり、逆らえなくなったのでしょうか。

その話をするには、マフィアの歴史を辿る必要があります。

 

マフィアの起源〜自警団説〜

登場人物

 

( *`ω´) シチリア島の未来を憂う青年。長きにわたりいろんな支配国のたらい回しにされ、我慢の限界。

 (´ε` ) ( *`ω´)弟。陽気な性格で、人当たりがいい。女好き。

 ( ゚д゚) 外国から来た偉い人。イタリア王国を侵略し、統治してから間もない。

 

 

17世紀。現在のイタリアの南に位置するシチリア島は温暖な気候で作物がよく育ち、地中海の恵みによって人々は豊かに暮らしていました。島民は陽気で社交的。しかしシチリア島に住む人々は何世紀もの間、ある悩みを抱えていたのです。

 

(´ε` )「兄ちゃん、兄ちゃん!なんだか港にすごい船が停泊しているって、みんなが噂してる。見に行こうよ!」

( *`ω´)「すごい船?すごいって、どうすごいんだよ」

(´ε` )「知らないけど、きっとお金持ちの大きな船で、可愛い女の子もいっぱい乗ってるはずだから、絶対見に行った方がイイよ!」

( *`ω´)「ったく、オレンジの収穫がまだ終わっていないんだから少しだけだぞ」

 

-シチリアの船着場

 

(´ε` )「すごーい!滅茶苦茶大きな船だよ、兄ちゃん!あれなら美女が100人は乗れそうだね」

( *`ω´)「お前はそればっかだな。種馬にでも生まれてくればよかったのに・・・、ってあれ?あの船に何門も大砲がついてるぞ」

(´ε` )「あ、誰か降りてくる!」

( ゚д゚)「えー、コホン。シチリアの人たちよ、ボンジョルノ!私は海の果てからやってきた、とある国の王様である。先の戦でイタリア王国を支配したので、挨拶に来た」

(´ε` )「王様だって!すごい、すごい!」

( ゚д゚)「オォ、君は元気がいいな。その通り、私はすごいんだ。すごいんだが、まだ戦の後始末や本土の統治が終わらなくてな。シチリアにまで手が回らん」

( *`ω´)「わざわざ、そんなことを言いに来たのかよ」

( ゚д゚)「そうだ。こんな辺境の島でも一応は私の島だからな。おっと時間がない。それじゃあ、あとはよろしくー」

( *`ω´)「よろしくって、そんな無責任な!待てよ!」

(´ε` )「行っちゃったねー」

( *`ω´)「はぁ、結局いつも通りじゃんか」

 

イタリア王国の支配権は、長きにわたり外国人によって弄ばれてきた歴史があります。しかしイタリア王国を支配しようとする時の権力者は、国家の平和や民衆の安寧よりも自分の懐を肥やすことだけを考えるばかり。シチリア島は歴史の波に翻弄され、治安も情勢も不安定なまま何世紀も過ごしてきました。

 

( *`ω´)「このままじゃシチリア島にいつまで経っても平和が訪れない」

(´ε` )「えー、今のままでいいじゃん。自由だし、やりたい放題だし」

( *`ω´)「それが不味いんだよ。島を治める人がいないから、盗みや喧嘩があっちこっちで起こり放題だろ?それじゃあ獣と一緒だ。絶対的なリーダーが必要なんだよ」

(´ε` )「じゃあ兄ちゃんがなればいいじゃん」

( *`ω´)「俺が?・・・そうだな。誰もやらないんじゃ、俺がやるしかないな!」

 

-その日の夜。島の集会場にシチリア島民が集まった。

 

( *`ω´)「今まで俺たちの島は、ロクでもないやつらに支配されてきた。ある時は重い税を課せられ、ある時は理不尽な法に従わされた。そして今度は何もしないと来たもんだ!もう我慢できない。自分たちの身は、自分たちで守ろう!」

「そうだ、そうだ!」「いいぞー!」「シチリア島民を舐めんな!」

( *`ω´)「そこで俺は決めた。俺がこの島のリーダーになって、みんなを守る!それが俺の使命だ。でも、タダではできない。みんなを守るために、いくらかの報酬をもらうつもりだ」

「何だってー!」「それじゃ今までと同じだろ!」「ブーブー!」

( *`ω´)「最後まで聞け!報酬と言っても、国に納めるよりも融通を利かせるつもりだ」

(´ε` )「すげー兄ちゃん!カッコイイ!」

「そういうことなら」「仕方ないな」「ちゃんと約束は守れよー」

 ( *`ω´)「というわけで、自警団を設立する!有志を募るから、シチリアのために命を賭けてもイイという奴だけ残れ!」

(´ε` )「兄ちゃん、俺も入っていいの?」

( *`ω´)「もちろん。でも今のままじゃ務まらないぞ。もっと相手をビビらせる風貌とか、口調とかを勉強しないと」

(´ε` )「そっかぁ。わかった、俺頑張るよ!」

 

-あくる日の船着場。

 

( ゚д゚)シチリアの民よ!先の戦いで勝ち取った私の栄光を後世まで伝えるため、巨大な銅像を建てようと思う。なので臨時ではあるが、税の徴収を行う!さぁ、隠してある財産も全て出すんだ!」

(´ε` )「おうおう、王様よ。随分やり方が荒っぽいじゃねーか」

( ゚д゚)「おお、お前は先日の元気なシチリア人ではないか。さぁさぁ、ケチケチせず全ての財産を差し出すがいい」

(´ε` )「なに触ってんだオラ!シチリア舐めんなオラ!おめーら、やっちまえ」

「おおぉーーーーっ!」「ぶっ○せー!」「シチリア魂ー!」

( ゚д゚)「ヒィィィ!なんだこいつらは!とにかく一旦退散だ!皆の者、船へ戻れー

(´ε` )「おととい来やがれってんだ!

( *`ω´)「どうやら上手く行ったみたいだな。良くやった、お疲れ」

(´ε` )「兄ちゃんが作った自警団はすげーよ!これなら他の国へ行っても通用するぜ

( *`ω´)「バカ。俺たちはゴロツキじゃねーんだ。ましてや侵略国でもない。自分たちの力で、自分たちを守る。それが自警団なんだよ」

 

シチリアの不遇な歴史は、島民たちが自ら身を守る自警団を生みました。自警団は島民を守る代わりに見返りを要求し、次第に力を蓄えていきます。すると組織が大きくなり、いつの間にか彼らに逆らう者はいなくなりました。これが、マフィアの起こりと言われています。

 

参考文献:「イタリア・マフィア」著・シルヴィオ・ピエルサンティ/ちくま新書

 

まとめ

マフィアの語源については諸説あり、1282年のパレルモで起きた暴動でフランス人兵士に娘を乱暴された母親が「ミア・フィーリア!(我が娘!)」と叫んだことが由来とも言われています。確かに、マフィアって聞こえますね。

マフィアの根幹にあるのは体制や権力に対する反発心だ、という点では説得力がありますね。理不尽な扱いをされた人々が自ら武器を取り戦うのがマフィアだとしたら、案外どの国で起こってもおかしくはなかったのかもしれないですね。

それでは、また明日。

Ciao!

 

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