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サバゲーを大切にしないやつはマフィアじゃない

サバゲーを愛して止まない、あるマフィアのお話。その他エアガン、カスタム、映画、小説、雑談、お仕事、いろいろ書きます。

業が深すぎる映画「ゾンビ自衛隊」を見たマフィア。

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※フィールドスタッフ立ち会いのもと安全に配慮した上で、マガジン付きの電動ガンをゴーグル無しの状態で所持しています。

親愛なる読者様、Buon giorno

危機感に欠けるマフィア、ヴィスコです。

私は結構映画が好きでよく見る方なんですが、いわゆる「B級映画」「クソ映画」は避ける様にしてきました。1日の貴重な時間を割いて「あーつまんなかった」と残念な気持ちになるのが許せないんです。そんな石橋を叩いて映画を見る私ですが目に見える地雷を久しぶりに踏んでしまいました。

 

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 ゾンビ自衛隊です。

タイトル、ジャケットから滲み出る「終わってる感」が視聴欲を削ぎますが、怖いもの見たさから友人に借りました。語ることすら憚られる映画ですが、二度と同じ被害者を出さないためにもレビューします。本当はキャプチャー載せたいんですが、どんな映画でも著作権がありますからね。やめときます。 

ストーリー

ある日、富士の樹海UFOが墜落する。その影響からか、富士の樹海周辺では奇怪な現象が続出する。そこで演習中の陸上自衛隊一個小隊が行方不明者の遺体捜索をしていたところ、突如死体がゾンビと化して襲ってくる。また、時を同じくしてヤクザが1人の人間を殺し、埋めようとしていると死体がゾンビと化して襲ってくる。さらにはグラビアアイドルも撮影をしていると突如ゾンビが現れ、スタッフの何人かは襲われてゾンビと化す。一個小隊、ヤクザ、グラビアアイドルらは町へ逃げ延びるが、そこでもゾンビが次々と出現して襲ってくる。

-wikipedia「ゾンビ自衛隊」より引用

本編が始まると同時にナレーションが入ります。内容は「日本万歳、○ねアメ公、でもジョージ・A・ロメロは最高」という製作者のエゴそのもので、この時点で停止ボタンを押す人もいるでしょう。私も「これは大変な映画に手を出してしまった」と自分を恨みました。

暗雲立ち込めたまま物語は始まり自衛隊員一行、ヤクザ達、グラビア撮影陣、ペンションのオーナーらがゾンビに襲われます。突如ゾンビが発生した原因は墜落したUFOによる影響だと思われますが、劇中で明確な言及はありません。ジョージだって名作「ゾンビ」において理屈を抜きにしてストーリーを進めたんだから、まぁ目を瞑ります。

それから登場人物が次々と集まるところも「ゾンビ」っぽさ満点でした。ここまでが序盤の流れですが、既にツッコミどころが多すぎるので冒頭のヴィスコ的ハイライトを箇条書きで紹介します。

  • 明らかに自衛官がセリフを間違えているのに、そのまま使っている
  • グラビア撮影陣の一人であるスタイリストが自分からゾンビに食われていく
  • テーブルから落としたティーカップにお湯(もしくは水)が入っている
  • みひろ(元AV女優)が最初からパンツ要員

思い出すだけで眩暈がしてきました。

それから何やかんやとペンションに立てこもるお決まりの流れ。もちろん屋内にいても安心できません。ゾンビ化した仲間に襲われる王道展開です。

この時点で生き残ったのは6人。そのうち自衛隊員が4人もいるので安心ですね。それからペンション内で車のキーを見つけ脱出を試みるのですが、残念ながらここで主人公以外全員死に絶えます。

そもそも車を取りに行く作戦が雑なので同情の余地もありません。なぜ夜に行うのでしょうか。一晩籠城した方がよっぽど利口です。それと脱出用の車なんですが、日産のキューブでした。キューブって5人乗りですよね。一人余る計算です。

あと自衛官の一人がゾンビに食べられる死に際、主人公へ衝撃のメッセージを残します。

「お前は政府が作った人造人間だー!奥歯のスイッチを押せばフルパワーが出せる最強の愛国戦士だー!アメリカとリベンジマッチだー!」

ため息が部屋中を包みました。ちなみにこの時主人公はペンション内にいて、カミングアウトした自衛官は外だったので声は届いていないはずなのに、バッチリ主人公は奥歯のスイッチを押しました。

そして怒涛の展開です。ゾンビを日本刀で斬り捨てた主人公の前に、蘇った旧日本兵の英霊が立ちはだかります。互いを敵として認め激しい剣戟を交わすのですが、疑問があります。

なぜ愛国者同士で戦うのか。

これについては物語の終わりにナレーションが入りました。

「戦わないで互いに愛し合うべきだった、と後悔した」

製作スタッフは視聴者に殴られたいんですかね。ちなみに英霊との戦闘中、突然昼間になりますが気にしないでください。

満身創痍ながらも見事英霊を倒した(刀で斬ったら爆発した。しかも風向きが悪くて煙が全部主人公の方へ)愛国戦士ですが、樹海を抜けると大量のゾンビが迫ってきてました。そして富士山にUFOが墜落し、大噴火。意を決してゾンビ軍団へ向かっていくところでエンディングです。脱力するよりも、この映画から解放された喜びが勝りました。

 

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面白かったかどうか、と聞く人はいないと思うので反対に良かった点を述べます。

  • 陸自の拳銃がSIG SAUER P226だったのは好印象。ちょっとでも9mmに近づけたかったんだなぁ。せめてグリップの刻印は消せと思ったけど。
  • ゾンビに食われるシーンは特殊効果頑張っていると思う。多分そこに予算を割きすぎて、紅茶が水に、脱出用の車がキューブになった。

以上です。この話はやめましょう。くれぐれも見ないでください。マフィアからのアドバイスです。

Ciao!